スノーボードの滑走面を育てる初冬

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冬直前の毎年恒例、滑走面のベースづくりは大変だけど、
シーズン中を満喫するために欠かせない作業です。

滑走面(ソール)のベースづくり、してますか。

いまからでも遅くないです。
まぁ、まぁ……面倒くさい気持ちは分かりますが。
そう言わずに。

驚くほどソールが綺麗な状態で板も長持ちしますし。

滑走面を育てましょう!!!!

スノーボードを趣味としてやってきた一人の人間が、毎年冬にせっせとWAXを塗ることについて、
あらためて考えてみようと思います。

岩手県 夏油高原2021に行ったとき ドカ雪です

スノーボード滑走面(ソール)にワックス

新しい板にも、数シーズン使っている板にもワックスを塗ります。

  • ベースワックス
  • 滑走ワックス
  • 滑走後の汚れ取りもワックス

この3種類があるということだけ知っておいて損はありません。

ワックスを塗ろう

ベースワックスをきちんと塗っていることが、シーズン突入の条件。
と思って冬を迎えるようにしています。

少し面倒とは思いますが、厳格に厳密にやらず、
ほどほどに、気楽に作業しています。

20代のスノーボード全盛期(自分的に)、ワックスの講習会に参加しました。
そこで、
ワックスの知識や、塗り方を教わりました。

あの時から20数年?経過していますが、
基本的な作業が時代によって変化しているということは無いので、
いまでも同じ手順で『塗る・剥がす』の作業をしています。

私が使っているのは固形のパラフィンワックスです。

ホットワックスといって、アイロンを使ってワックスを溶かして板に塗ります。

ベースワックスも滑走ワックスも、温度帯によって種類が分かれていることが多いです。

ベースとして3種類を塗っています。

①0度以上の温度帯のワックス
②0度以下が含まれる温度帯のワックス
③マイナス10度以下の温度帯のワックス

私の手順としては、まずは、板一枚の状態にします。
ビンディングを外した状態です。

剥がし途中 ワックスの削りカスが

<滑走面が汚れていない:新品の板の場合:シーズン前>

・プラスの温度帯のワックスを塗る→剥がす→塗る→剥がす→塗る→剥がす

・マイナスの温度帯のワックスを塗る→剥がす→塗る→剥がす→塗る→剥がす

・マイナス10度以下の温度帯のワックスを塗る→剥がす→塗る→剥がす→塗る→剥がす

です。

はい・・・ここで、嫌になった人。いますよね……。
 救済措置は…
 目次『ホットワックスからの解放』へ飛んでください。

嫌にならなかった人は、
今後の自分の滑りのために、板のために。
読み進めてください。

<滑走面が汚れている:滑走後の板の場合>

滑走面が汚れたまま、翌シーズンに持ち込むというはNG

なので、これは、ありえない設定ですが、滑走面が汚れているならベースワックスを塗りこむ前に、必ず滑走面の掃除をします。

方法は2つ。

・専用クリーナーを使う

・WAXを塗って剥がす→これで汚れが取れます

<シーズン中:滑走ワックスを塗ります>

滑ったら基本的には滑走面は汚れています。

真っ白な雪を滑っているようでいて、
その上に見えない埃やゴミがある……。

滑走面の汚れを除く&滑走WAXとして効率的なのは。

①滑走ワックスを塗る前にベースワックスを塗る→時間をおかず剥がす
②滑走ワックスを塗る→剥がす

です。

固形WAXたち

塗って剥がすを繰り返す

ワックス作業するときの台を保管・広げるスペースがあれば、
作業台はとても便利なんですけど。

マンション暮らしや、家のスペースに限りがある場合は、
床に置いたり、小さな台の上で塗るしかない。

私は、床に板を置いて塗る派。

ワックスを塗るのに不憫な体勢になります。ほんとに。

ここでは、作業台については触れません。

塗る・剥がす道具について触れます。

ホットワックスに必要な道具

ワックスメーカー各社がワックス一式セットを出していることがあります。
ホットワックスはハードルが高い。
という場合、一式セットのを1つ持っているだけでも良いと思います。

ガリウム:ジェネラルペースト/ミニクリーナー/ペーパー/ミニコルク/ケース/ミニナイロンブラシ

私が普段使っているのは

<塗る>
・アイロン
・ワックスペーパー(滑走面に直接アイロンを当てないため)
・固形ワックス(温度帯ごとに)

<剥がす>
・スクレーパー

<仕上げ>
・ナイロンブラシ/馬毛ブラシ
・ファイバーテックス(細かいカスを取る&静電気防止)

ワックスを塗るために、これだけの道具が必要です。

塗る、剥がすの作業時間を考えると、私の場合。
適当に?適度に?作業するとして。
・塗る=5分
・剥がす&仕上げ=10分

※塗った後に、ワックスを冷やす時間が必要なので、トータル15分ではないですが。

道具の一部

滑走ワックスは滑りに行く直前に

さあ週末は滑りに行きましょう。

という段階で滑走ワックスを塗ります。

だいたいの予想気温で、塗るワックスを決めます。

温度帯が大きくずれていると……

・滑走中に不意にブレーキがかかり危ない
 下手したら、最悪逆エッジ=痛いし危ない

・パウダーゾーンを滑ったら、
 雪がソール面に吸い付いたままになる。
 次に滑るときの妨げ

ワックスの温度選びは、少し難しいところではあります。
感覚的なものや、ゲレンデ環境(時期による雪質の違い)を知っていることも必要かなとも思いますし。

オールラウンドのワックスが手に入ったら、
それを使うのがストレス少ないです。

フッ素は必要か否か

私は、フッ素入りワックスをずっと使ってきました。

特に滑走ワックスにフッ素入りは普通と考えていました。

ところが、最近では、このフッ素が環境によろしくないという話もあり。
大会でもフッ素入りを使わない傾向があります。

今後のことを考えると、
新しく買うなら
フッ素入りではないもの
を買っておくのが良いかなと思います。

ホットワックスからの解放

液体ワックスというのがあります。

私自身、液体ワックスに移行したいのですが。
固形ワックスがまだ手元に残っている以上、踏みとどまっています。

固形ワックスは、塗る→剥がすの「剥がす」ときに、
ゴミが出ます。

パラフィンワックスの削りカスです。

剥がす作業と、削りカスを集めて捨てる手間。

液体ワックスはこれらのストレスがない。

ベースは固形ワックスで。というパターンもあるようですが、
滑走ワックスが液体になるだけでも、
かなりの時間短縮・手間軽減です。

現状は、数が少ないというか、メーカー自体も種類も選択肢が少ないです。
まだまだ固形ワックスが多い。

今後の液体ワックスの進化と一般市場化に期待したいです!

液体ワックスだけで良い、というのもあるので、
ホットワックスの塗る→剥がすに辟易しているなら、
そういうのを選択するといいと思います。

↓↓参考までに


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ワックスは滑りの自由にもつながる

ワックスをきちんと塗るということは、
雪面に接した板が何のストレスもなく滑る。
ということです。

それは、技術向上にもつながります。

と、私個人はそれを感じている素人の一人です。

ワックスに手を抜くよりも、
少し手をかけて、
スノーボードの上達にも繋げ、
スノーボードを楽しみたいですね!

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