冬のキャンプといっても、12月なのでまだ極寒よりは温かい。けれど、行先によっては極寒同等の準備をするのが最善。
あたくし、2022年の締めキャンプでは千葉県内でした。ちょっと冷えますな~。という体感温度の中1泊テント泊しました。
◆12月に車で行く。
◆ストーブは焚かない。
◆テント泊をする。
◆初心者
◆12月のキャンプは初。
そんな条件を前提に、荷造りについて考えてみようと思います。
12月だけじゃなく、3月に行くときも参考になるかな。
では、まずは大事な睡眠環境から。
睡眠環境を充実させて1泊の計画をする
行く場所によってはマイナスの気温になるので、事前に気温を調べます。12月は前半と後半で気温が大きく違うこともあるので、そこも考慮します。寒くなってからのキャンプが初めての場合、まずは1泊で計画するのが安心!
- 行く時期の気温がどのくらいなのか。
お天気アプリや気象庁など。調べると土地平均気温が分かるはずなので、しっかり見ておきます。 - 当日の天気と気温、風の予報は。
風が強いと体感温度が低くなります。
1m/sのとき、外気温マイナス1度。
防寒対策、防寒グッズ、焚き火の風防は必要かなど。これによって荷物も決まってきますね。 - 標高はどのくらいなのか。
100m上がると、外気温マイナス0.6度(約)だそうです。
気温を考えるうえで必要な情報は最低限この3つ。
3シーズン用の寝袋
寝袋を自分で買おうと思うと、いまやピンキリです。WEBで検索すると、多くの種類が出てきます。
実際に届いてみたらお粗末なものでした。ということがないように選びたい。
とはいえ、寝袋は、山岳メーカーとか、名前が知れているところとか。キャンプ用品店(実店舗)で買うのが良いと思います。
ダウンなら間違いないか、と言えば。ダウンの量にもよるので。大事なのは、快適に眠れる気温が何度なのか。です。
無理して高級なものじゃなくて良いかな、というのが現実的な意見です……。車で行くなら特に。だって、布団持っていったら、かなり使えますから。
温度の話ですが、
私の寝袋(シートゥサミット SEA TO SUMMIT)は以下の3つの表記があります。
- コンフォート温度
寒がりの人でも寒さを感じにくい気温 - リミット温度
寒がりではない人が眠れる人向けの気温 - エクストリーム温度
小さく丸くなって6時間耐えられる気温
エクストリーム温度というのは、一般人は出会わないほうがいい場面です。この温度を参考に選ぶよりも、「コンフォート温度」・「リミット温度」を参考にしたほうがいい。温度に関しての表記は、メーカーによって違う可能性がありますが、記載があるはずなので快適な温度の設定を必ず見ておきましょう。
もしも、自分が行くキャンプ場の気温に、寝袋が耐えられそうにない場合は……行くのをやめるか。毛布などを持っていくか。寝袋を新調するか。テント泊をしないか。です……。
インナーシュラフというのも1枚持っていると使い勝手いいと思いますね。
※私は持っていないですが……。
真夏にも使えますし。
マットは必須:マット+αで地面の冷気を避ける
今回は、テントの中でストーブを使わない前提なので、いかに地面からの冷気の影響を受けにくくするか。が睡眠環境を快適にする秘訣でもあります。
- コットを使う
- マットを敷く
など。選択肢はあります。
冷気を避けるにはコットが一番いいと思うのですが、荷物になる。重い。
マットは軽いですが、それなりにかさばる。
車で行くし荷物の重さや大きさは関係なし。と思えば、どちもあり。
私は<折りたたみマット+エアマット+布>です。
エアマットは優秀ですね。
冷気を侵入させない最強なものは「空気」の層です。
その空気の層を作ってくれるのがエアマット。私はこれを使うようになって格段に底冷えを感じなくなりました。冬の車中泊(仮眠)のときも絶対に使っています。
さらに毛布や掛けるものを1枚 or ダウン1枚
前述もしましたが。
車で行く!!ならば。毛布など1枚多く持っていくようすると快適度は増し増しです。安心感もありますしね……。
汚れたりしてもいい、穴が開いても惜しくないような(笑) 捨てダウンジャケットを1枚持っているのも、とても便利です。寝るときや外で過ごすときに着れますし。
さほど荷物になるものでもないです。衣類用の圧縮袋などにいれてしまえば、小さくなりますから。
睡眠のための持ち物は
- 寝袋(快適温度を確認)、インナーシュラフ
- マット+エアマット or コット
- 毛布 or ダウンジャケット
これが、ベーシックな持ち物です。
最近では、電熱線が入ったマットもあるようなので。
寒がりの人には、そういうのも良いかもしれないです!
私も、調べてみます。
焚き火、着火剤、ガスバーナー<火>関連
焚き火をしたら、体も温かいし調理もできるし、一石三鳥だと思っています。火はありがたいです。
私の理想は焚き火を始めたら、
・やきいも
・調理(メスティンやホットサンドメーカーなど)
・チャークロスづくり
など、いっぺんにやっちまいたい派です。
冬の焚き火の重要な課題は、いかに早く火を起こすか!
火がつかなくて焚き火できないとか。最悪です……私、その最悪の経験アリ。
※100均で買った先の長いライターを新調したんですよ。それが、到着したときは使えたのですが翌日使えなくなったんです。おかげで朝の焚き火ができないまま帰ったことが!絶対に、絶対に、二度と100均でライターは買わないと心に誓いました。
すばやく火を起こすためには、コツも大事だけど、道具ですね(笑)
優秀なライター、優秀な着火剤。これがあれば……笑
( 火起こし・焚き火については、別の機会に書きたい💛)
バーナーは、焚き火をする余裕がなく。でも調理はしたいというときに、1つ持っておくと役立つものです。例えば、朝。
焚き火をしていたら、チェックアウトに間に合いそうにない。けど、温かいスープを飲みたい。とか。ホットサンドメーカーで、ホットサンドは作りたい。とか。朝は絶対ホットコーヒーを飲みたいんだ。
そういう時に、バーナーは活躍します。
「火」関連の持ち物は
- 焚き火台、焚き火台の下の耐火シート
- 風除け
- 優秀なライター、着火剤
- 薪、炭
- 薪や炭用のトング
- 火消し袋、小さなバケツ(水を入れておきます)
- バーナー、ガス缶
焚き火台についてはコチラを参照ください。
テントは行く人数による
初心者の方がテントを買う。って、ハードル高いですよね。年間何日行くかも分からないし。大きさや重さも分からないし。心配な場合は、専門店でのレンタルや、心の広いキャンプ好きの人に借りるか。最初は、ソロキャンではなくて、連れて行ってもらうというのもいいかな。
キャンプ場に行って、人のテントをじろじろ見たり話しかけるのは忍びないかもしれないですけど、でも、使っている人に「このテント使い心地どうですか」と、聞くのが一番なんです。
なので、「気になるテントが張ってあったら、住人に話しかける」と情報収集になります。
いろいろ教えてくれるはずです。そういう話をするの、たぶん好きな人多いです(笑)だから、安心して話しかけて大丈夫。
嫌な顔をされたら、ごめんなさい。お邪魔しました。と言って離れましょう!
テントの構造
テントを選ぶとき、1層構造のものは避けたいかな……。真夏の日差しを除けるためならいいけれど。
テント泊をするって場合なら、2層になっているのがいいです。インナーテント、フライシート。と別になっているものを選んでください。
1層は軽くていいんですけど、使える場面が限られすぎちゃう。
私が今使っているのは、コールマンのツーリングドームSTです。
1人用ですね。設営も簡単です。
テントの広さ、設営を考えて選ぶ
何人で使うか。が大事です。
ほぼ毎回、1人で行く予定なのに、テントが3人用とか4人用では、荷物になる。
設営も大変な可能性があります。(今のテントは、一人でも十分設営できるものが多いはずですけど)
- 何人で使うつもりか
- 設営には何人で何分かかるのか。一人だったら?
- 重さや大きさはどのくらいか
- ロープやペグが付属品としてあるか
テントの設営は、火おこしと同じで素早くできるのが良いので、デイキャンプで設営の練習するのはおススメです。
あとは、「ペグ」これは、材質がいろいろあって。テント設営する地面の状態によっては、なまくらペグだと、曲がります&歪んでしまいます。
ペグ選びも奥深すぎて……。チタンは軽いけど高いんですよねぇ。
テントまわりの持ち物は
・テント、ペグ、ペグハンマー
・グランドシート(テントじかに地面より、冷気がよけられます)
・ロープあれば
・前室がある場合は、前室用に敷物(グランドシート)があると便利
※今回、タープについては割愛。タープは便利だけど最低限必要なもの。ではないので。
その他、使うもの
イスやテーブル、ランタン、調理器具、カップ類、調味料、など。
これは、冬だから特別にということもなく。いつでも必要なものですよね。
冬ならではですが、あったら嬉しいものは
・カイロ
・湯たんぽ
ですかねぇ。温かいですよね~。
・ハンドクリーム
これは、革手とか軍手して作業してると手がガッサガサになるので。
・温度計
スマホアプリではなく、温度計単体がいいです!どのくらいの気温になったら、上着が必要だ。とか、分かってきます(笑)
寝るときに、
・ネックウォーマー
・レッグウォーマー
は、重宝します。
あとは、インナー(服)ですかね。
身体を動かすことなく……焚き火なんてじっとして見て過ごすから、温かいインナーは大事。
私は、ミズノのインナーを着ているのですが、極寒のゲレンデ(マイナス15度)でも、
これ着て、ロンT着て、ウェアだけで👍
身体を動かしていなくても、温かく過ごせる優秀なインナーです。
荷造りリスト~冬バージョン~
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
必要な荷物を、以下リストにしてみましょう。
◎ | 〇 | △ | |
寝る | 寝袋(3シーズン) | インナーシュラフ | 毛布 |
敷く | マット、エアマット | コット | |
着る | インナー (優秀な…やつ) | ダウンジャケット レッグ&ネックウォーマー ニット帽 | オーバーパンツ |
泊 | テント | 温度計 (私はテント内に吊下げ) | |
泊 | グランドシート | ||
設営 | ペグ、ペグハンマー | ロープ | |
火 | 焚き火台、シート | 風除け | |
着火 | ライター (優秀なやつ!) | マッチ (アウトドア用のもある) | ファイヤースターター (ライターも使えない時に便利) |
着火 | 着火剤、薪、炭 | ||
掴む | トング、革手 | 軍手 | |
消火 | バケツ | 火消袋(火消容器) | |
温 | カイロ | 湯たんぽ | サバイバルシート |
調理 | バーナー、ガス缶 |
あとは普段通り。例えば……
カップ | 飯ごう(メスティン) | フォーク類 | 皿類 | キッチンペーパー |
ランタン | ヘッドランプ | イス、テーブル | 調味料 | 新聞紙 |
雑巾 | ホットサンドメーカー | 網、トング | 雨具 |
こんな感じですかね。上の表は、個人によりけり、かもしれないです。
冬の道具のイメージはつかめたでしょうか。
基本的には、通年使えるものを揃えていくのがいいけれど、冬に限っては、やはり気温を考慮して暖を取るグッズが増えます。
寒い中で凍えてキャンプをするのは命の危険もあり、初心者が一人ではやらないほうがいい。
少し快適に。
不便な中でも少しは快適に。
を意識してキャンプすると楽しいかな。
行きたくなってきましたね……。